超音波(エコー)検査について
超音波とは、一般的には「人間には聞こえない高い音」のことをいいます。これを利用して身体に超音波を発信し、返ってくる反射波(エコー)を受信し、コンピュータで画像化するのが超音波検査です。
人体に影響はなく、妊婦でも検査可能です。痛みもありません。
腹部超音波検査は腹部を広く検査するため、服をずらしていただかなければいけません。ズボンやスカートは下げやすいものをお勧めします。
コルセットや湿布なども可能なものは外して頂く場合がありますので、ご了解ください。
検査前の注意事項
- 腹部エコー検査前は絶食が必要です。
午前の検査では朝食を、午後の検査では昼食を抜いてください。お茶、牛乳、果汁ジュース、コーヒーなどの飲み物も控えてください。
水や白湯は飲んでいただいて結構です。おくすりも飲んでいただいてかまいませんが、糖尿病治療薬を服用されている方は、ご相談ください。
注:食事をした後では検査できない場合があります。食事をしてしまった場合には、その旨お伝えください。 - 検査前45分~1時間程度はトイレに行かないでください。(*我慢できる範囲で結構です)
観察しやすくするためです。
検査の流れ
例として、おなかの検査の流れです。
画像を見やすくするため、お部屋を少し暗くして検査を行います。
- 上着など厚手の衣類は脱いでおいてください。シャツは胸のあたりまで持ち上げ、ズボンやスカートはおへその下5cm位まで下げていただきます。ベッドに仰向けでお待ちください。
- おなかにゼリーを塗り、機械を当てて検査を始めます。
- 検査中は、息を吸ったり吐いたりしながら見ていきます。 観察しやすいように体の向きを変えて検査をすることもあります。
- 目的の臓器をすべて見終わりましたら、ゼリーを拭き取って終了です。
体に直接機械を当てて検査を行いますので、人によっては押される感じやくすぐったく感じることがあります。 痛む場合は、遠慮なくおっしゃってください。